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保護者から「画面を見続けて脳に影響は?」と聞かれたら

スタッフ向け/保護者対応

自閉スペクトラム症のお子さんの保護者などから、「デジリハの画面を見続けて脳に影響はないか」とご質問をいただくことがあります。このページは、その場でお伝えするための説明のしかた(回答例)をまとめたものです。数値には出典を添えています。

まず大切にしたい姿勢

否定や説得から入らず、まずご心配を受けとめることが大切です。大切なお子さんが毎日過ごす中で、デジタル機器との付き合い方に慎重になられるのは、保護者として当然のお気持ちです。そのうえで、デジリハが「受動的な画面の見過ぎ」とは違う活動であることを、やさしくお伝えします。

そのまま使える導入の一言「ご心配をお寄せいただきありがとうございます。実はデジリハは、まさにその『画面の見過ぎ』への懸念に配慮して作られています。少し具体的にご説明させてください。」

お伝えする4つの安心ポイント

  1. 「ただ見る」のではなく「自分で動かす」能動的な活動です

    テレビや動画は、流れてくる映像を一方的に受け取る「受動的」な時間になりがちです。デジリハは、自分の手足の動き・視線・声に反応して画面が変化する活動で、「自分が動くと画面が変わって楽しい!」という主体的な動機を引き出します。脳にとっては、単なる映像視聴ではなく、体と頭をしっかり動かすトレーニングになっています。

  2. 脳が集中して活発に働いていることが分かっています

    デジリハは大学や医療機関との共同研究を行っており、次のような結果が報告されています。

    • 注意・集中:プレイ中は、注意に関連する前頭部の脳波が約20%増加。ぼんやり見ているときとは異なり、しっかり集中して活動している状態であることが示されています。(大学生対象/新潟医療福祉大学 安中氏, 2024, Cureus)
    • 運動量:楽しく自発的に体が動くため、運動量が約1.5倍に増えたという結果も報告されています。(運動障害のあるお子さん/バプテスト病院 酒井氏, 2024 小児PT学会)
  3. やりすぎ(依存)を防ぐ、短い時間設計です

    • 1つのアプリ(プログラム)は最大でも3分〜5分半と、短時間で区切られる設計です。
    • 終わると必ず休憩画面・振り返り画面になるため、だらだら見続けることができず、「活動の切り替え(おしまいと次の行動)」を学ぶ練習にもなります。
  4. 理学療法士など、専門職の管理のもとで実施します

    デジリハは自由に使わせる娯楽ゲームではなく、目的を持った療育の道具(ツール)です。派遣の理学療法士、貴施設の児童発達支援管理責任者、スタッフが、お子さんの特性(視覚探索・運動の促進・ルールの理解など)に合わせて目標を設定し、見守りながら実施します。

さらに詳しい説明を求められたら

保護者がより詳細なデータや書面での説明を希望される場合は、共同研究・学会発表のエビデンス資料をご用意できます(→ 「デジリハのエビデンス(研究・学会発表まとめ)」を参照)。あわせて、担当の理学療法士と連携し、普段のお子さんの様子を具体例で添えると、より深くご納得いただけます。

具体例の伝え方(例)「デジリハの時は目がしっかり合います」「集中して手を伸ばせています」など、その子の実際の変化を一言添えると、数値以上に安心していただけます。
対外説明での注意(スタッフ向け)上記の数値は学会発表・論文に基づくものです。保護者へお伝えする際は「〜という結果が報告されています」と表現し、「絶対に影響がない」と断定する言い方は避けてください。判断に迷う場合は、担当理学療法士・児童発達支援管理責任者にご確認ください。

出典:株式会社デジリハ「行動分析学と脳神経科学から考えるデジタル支援」資料より。